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定例会見 2024年11月25日

最終更新日:2024年11月25日

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神戸空港の新ターミナルのオープンが決定 ~新たな国際チャーター便も就航~

司会:

 それでは、ただいまより11月2回目の市長定例会見を始めさせていただきます。
 市長、よろしくお願いいたします。

久元市長:

 よろしくお願いいたします。今日お話を申し上げたい案件は1件です。

 神戸空港の新しいターミナルの整備を進めてきているということはお話を申し上げてきたところですが、来年の4月のオープンが決定をいたしましたので、その内容を御説明申し上げます。

 これが来年の4月にオープンする新しい神戸空港のイメージパースです。これが今のターミナルで、これがポートライナーの神戸空港駅です。新しくできるターミナルがここになります。そして今、エプロン、飛行機が駐機する場所ですけれども、10基の駐機スポットがありますが、新しく5基の駐機スポットを増設することになりますから、こういうイメージで来年の4月に神戸空港が装い新たになるということです。

 これまでの経緯を簡単に振り返りますと、2022年度の第12回の関西3空港懇談会におきまして、2025年春の国際チャーター便の運用開始、そして国内線の発着枠を拡大する。1日最大80回から120回に増やすと、こういうことが決定をされたわけであります。そして、2030年前後に国際定期便が運用開始になるということで、今回の新しいターミナルのほう、もう一度先ほどのこの図を御覧いただきますと、この新しいターミナルは、この3空港懇談会で示された2025年春の国際チャーター便の運用開始と国内線発着枠の拡大、1日に最大80回から120回に増やすと、この決定を実現するために整備を進めてきた、これが完成をする。運用が開始されることになるということです。

 これが現在の神戸空港ですけれども、これは北側から写真を写したわけですが、この現在の神戸空港の隣に新しくターミナルを建設すると、これの工事を進めてきたわけです。新しいターミナルの整備事業費はおおむね約150億円、正確に言うと149億9,982万円ということなので、約150億ということになります。延床面積は1万8,700平米で、2階建ての鉄骨造りです。2階はオフィスと展望デッキということになります。

 次の写真は、これはもう外観は大体できておりまして、これは今年の11月20日に撮影をした外観の写真です。これが新しいターミナルの外観。出発、到着ロビーで、今、内装工事などを行っているという状況です。ポートライナーの駅の方角からは、KOBE AIRPORTという、こういう外壁のサインも既にできています。そして、新しいターミナルができますので名前をつけないといけないわけですが、新しいターミナルができるということで、今のターミナル、これは神戸空港第1ターミナル、新しいターミナルは神戸空港第2ターミナルという名称にいたします。名称というほどのものでもありませんが、2つあるので区別するために第1ターミナル、第2ターミナル。これはほかの空港でもこういう名称が使われることが多いです。

 この新しいターミナルのオープンは4月18日の金曜日に決定をいたしました。4月18日から供用を開始いたしまして、国際チャーター便の就航が可能になります。先日大韓航空との共同会見を行いまして、大韓航空のチャーター便が仁川まで就航する。毎日1日2便就航するということを御報告申し上げましたけれども、この4月18日以降の早い時期にそれが実現をするということになります。このことによりまして、神戸空港は国際空港としての大きな一歩を踏み出すことになると考えております。

 それから、新たな国際チャーター便といたしまして、これは期間限定ということになりますが、ベトナムとの間でもベトナムチャーター便の旅行商品が販売されることになりました。運航期間はゴールデンウイークです。4月30日に神戸を出発し、ベトナムのダナンを訪問し、5月4日に神戸に戻ってきます。

 ベトナム、これはアウトバウンドのほうですけれども、ベトナムからのインバウンドは、4月30日にベトナムのホーチミンを出発いたしまして5月4日に戻るという、こういう旅行商品です。

 運航会社はベトジェットエアで、日本旅行あるいは神戸新聞旅行社、そして、ベトナムの現地旅行社でありますJV Asiaが企画をいたします。

 この旅行商品は、今週の11月28日から神戸空港発のアウトバウンドの商品の販売が開始をされまして、ベトナムからのインバウンドの商品も12月中旬に販売が開始される見込みです。

 インバウンドにつきましては、JR西日本さんとも連携をいたしまして、西日本の周遊コースの企画をしております。それ以外にも、関西を周遊するコースも予定しております。どのコースも神戸市内で2泊をしていただくということになります。

 使用機材はA320、170席ということです。

 こういう形で、2025年4月に国際チャーター便の就航が実現する。ターミナル自身は3月末で神戸市が引渡しを受けますが、4月18日から、こういう形で国際チャーター便の運航が可能になるということを、今日は御報告をさせていただきました。

 私からは以上になります。

【質疑応答(発表項目)】

記者:

 この国際空港、第1弾、到着する第1弾は大韓航空で、次、2回目に、2発目にベトナムが来るという理解でいいんでしょうか。

久元市長:

 (今後政府認可を前提に)そうですね。

記者:

 あと、それ以外の航空会社、国、地域で予定されているようなところがあるんでしょうか。

久元市長:

 今、幾つかの航空会社から引き合いがありますが、まだ具体的にどこの航空会社でどこに就航するのかというところまで、発表するところまでは至っておりません。

記者:

 どっちかというとかなり多いんですかね。かなり、2桁に乗るとかそういう、どのぐらいのイメージを持っておられるんでしょうか。引き合いという、数というのは。

久元市長:

 港湾局長のところには2桁ぐらい来ているかもしれませんが、私は詳しくは報告は受けておりません。

記者:

 ありがとうございます。

久元市長:

 2桁かどうか知らないですよ。引き合いはかなり受けていると思います。

記者:

 今回、そのベトナム、ベトジェットエアさんのアウトバウンド商品とインバウンド商品ということですけども、今後チャーター定期便ですとか、そういった計画はありますでしょうか。

久元市長:

 今のところは聞いておりません。今のところはこの4月30日から5月4日までの期間限定のチャーター便ということになりますが、ただ、これはこれで終わりということではなくて、今回のゴールデンウイークも含めて3回予定されている、同じスタイルでですね。2回目は来年の夏頃、7月末から8月上旬ぐらい。3回目は2025年の年末から2026年の年始まで。確定しているわけではありません。3回チャーター便を就航していただくというふうに聞いております。

記者:

 ありがとうございます。
 これ、3回とも、いずれも長期休みですとか、そういった旅行客を狙いとしているという認識でよろしいでしょうか。

久元市長:

 そうですね。

記者:

 引き続き、このチャーター便の旅行商品のことで伺いたいんですけれども、28日から、神戸からダナン、ホイアンに向かうアウトバウンドの商品の販売だと思うんですが、もう少し何か、言える範囲でどんなことができるツアーだというのは、何か御説明いただけますでしょうか。

職員:

 旅行商品の詳細につきましては、本日、日本旅行のホームページでもアップするというふうに聞いていますので、詳細はそちらを御確認いただきたいですが、滞在期間中は完全にフリーなプランと、世界遺産がダナン、ホイアンのほうに3つあるというふうに聞いていますので、その世界遺産を周遊するようなツアーと、大きく2つのプランを用意していると聞いております。

記者:

 ありがとうございます。
 12月中旬からホーチミン・神戸のインバウンド、この商品も販売だということなんですけど、これは日本人客向けというよりも、現地のベトナムの方向けのものだという理解でいいんでしょうか。

久元市長:

 そうです。インバウンドがベトナムで販売をして。全部ベトナム人じゃないかもしれませんが、ベトナム人の方が来られる、主体になると思います。

記者:

 なるほど、ありがとうございます。
 西日本の周遊という御説明だったと思うんですが、例えば何県とか、言えるところございますでしょうか。

久元市長:

 これはJR西日本さんと連携いたしまして、西日本を周遊するコース、それから関西を周遊するコース、大阪・京都・奈良を楽しんでいただく。ただ、やはり、せっかく神戸空港に来ていただきますので、神戸市内も楽しんでいただきたいということで、いずれのコースも神戸市内で2泊していただくと。神戸市内の都心、ウォーターフロント、異人館街、六甲ガーデンテラス、布引ハーブ園、こういったところを周遊していただく旅行商品の企画を予定しております。

記者:

 ありがとうございます。
 年に3回を計画されているということだったんですけども、これは、取りあえずこの2025年度は3回という理解なのか、当面そういう計画で進むのか、どうなんでしょうか。

久元市長:

 現時点で決まっているのは3回ということで、今後はこれから先方との交渉になると思います。

記者:

 取りあえず2025年度は3回やるということが決まっているという、そういうこと。

久元市長:

 決まっているというふうに申し上げていいかどうか分かりませんが、そういう予定で先方も我々もいるということです。

記者:

 分かりました。あと、ターミナルのお話で少しだけなんですけれども、第2ターミナルに向かうための足、その動線というのは結局、バスとかを運用することになるということでよろしいんでしょうか。

久元市長:

 そうです。まず第1ターミナルのすぐ北側にポートライナーの駅があるんですが、こことの間では、ここは大体300メートルぐらいですが、バスで移動していただきます。ただ、キャノピーもつくりまして、時間がある方、あるいは荷物がそんなに多くない方は歩いて移動もしてもらうようにいたします。

記者:

 細かいんですが、バスって有料にするのか無料にするのかとか、何か決まっているでしょうか。

久元市長:

 無料です。

記者:

 ちょっと細かい話なんですけれども、このベトナム、4月30日から5月4日の間ということで、これ別に、前、大韓航空のときは1日1便とかいう話でしたけど、これはもうその期間に1本で、1本帰ってくるというような、そういう認識でよろしいですか。

久元市長:

 もし間違っていたら補足していただきたいと思いますが、同じ機材で、4月30日にホーチミンを出発して、午前中に神戸空港に到着します。それでインバウンドのお客さんを降ろすわけですね。その数時間後に日本からのアウトバウンドのお客さんを乗せてダナンに向かう。5月4日にダナンを出発して神戸空港に戻ってくる。その後、ベトナムからのインバウンドのお客さんをこの機材に乗せて、午前中にホーチミンに向けて出発をすると。そういう予定です。ホーチミンと神戸の間が大体5時間半ぐらい、神戸とダナンの間が約5時間の予定をしております。

記者:

 ということは、4月30日に神戸1往復というのがあって。なので、何便というと分かりやすいですかね。前は1日1便みたいなお話でしたけれども。

久元市長:

 いや、これは毎日こうするわけではなくて、この期間運行する期間限定の旅行商品です。国際チャーター便であることは間違いないわけですけれども、そこは大韓航空とは違います。

記者:

 じゃ、何人ぐらいが御利用される見込みとお考えでしょうか。

久元市長:

 これは販売してからですけれども、この機材には170人までが搭乗可能です。

記者:

 分かりました。
 あと、先ほど質問の中にほかの引き合いもあるというお話がありましたけれども、それは何か、もうちょっと言える範囲で結構ですので、こういったところなどとかありますか。ほかの国といいますか。

久元市長:

 いや、これは相手がある話なので、これ以上はちょっと、今日の段階ではこの程度にさせていただければと思います。

記者:

 すいません、何点かなんですけど、この第2ターミナルなんですけれども、これは国際線専用になるんでしょうか。それとも、国内線の発着枠の拡大もあると思うんですけれども、国内線の搭乗もできるような形になるんでしょうか。

久元市長:

 今のところは、国内便は(1日最大)80回です。これが来年、120回に拡大することができるわけですが、当面は、この第2ターミナルは国際線のチャーター便を想定しております。

 国内便のほうは、現時点では、当面は今の、今度は第1ターミナルになるわけですけれども、そこで多分可能だろうと、ただ、発着枠がさらに増えてくることになると、この第2ターミナルの、国際チャーター便に加えて、国内便にも対応できるように設計をしております。ですから当面は国際チャーター便でスタートするけれども、今後の発着数の拡大に応じて第2ターミナルを活用することも想定されるということです。

記者:

 ありがとうございます。

 第2ターミナルの中に入るものとしては、出発のゲートとか、待合のフロアになると思うんですけれども、例えば飲食とか、そういうのができるところは、今のところ入る予定はないんですかね。

職員:

 基本的には、様々な利便施設については、これから用意していきたいというふうには考えておりますけど、具体的に何がというところまでは決まってはおりません。

記者:

 すいません、今のところで、利便施設というのは具体的には、何というか、飲食できる、例えば飲食店とか、お土産店とか、そういうことを指すという理解でよろしいんですか。

職員:

 そういうものも含めて今検討しておりますので、また改めまして、決まりましたらお知らせをさせていただきたいと思います。

記者:

 ありがとうございます。
 アクセスのことでなんですけど、見ると、ターミナルから駐機場までも距離がありそうなんですけど、ここは基本バスで移動するような形になるんですかね。

久元市長:

 そうです。そこで、ここからはバスで移動してタラップを登ってもらうと。到着したお客さんは、やはりバスで、別の入口になると思いますけれども、そこにバスが到着して、ターミナルに入っていくということを予定しています。

【質疑応答(発表項目以外)】

記者:

 この前の知事選で斎藤さんが再選されましたけれども、それについての受け止めと、あと、失職後の会見でもおっしゃっていた元町の再開発とか、あのあたりに今後期待することとか、そのあたりの回答をいただけますでしょうか。

久元市長:

 様々な議論があった兵庫県知事選挙ですけれども、11月17日に県民の審判が下ったと。斎藤知事が再び知事に当選をされて、就任をされたということですね。従来から兵庫県と神戸市は様々に連携しながら仕事を進めてきていますから、今までと同じような形で一緒に仕事をすることができると思っています。元町の特に北側の再開発については、兵庫県庁舎の整備と関連しますので、兵庫県において具体的な整備の考え方を示していただき、そのことを踏まえながら神戸市と再開発の在り方を協議することができればと考えています。

記者:

 ありがとうございます。
 今回、再選されて今までと会う回数を増やすとか、そういった具体的にコミュニケーションが変わるようなことはありますか。

久元市長:

 自然体で対応したいと思います。

記者:

 引き続き知事選の争点についてお伺いしたいと思います。

 失職後に久元市長は政策だけではなくて、不信任決議の中で知事の資質についても説明が必要だ、求められるという御発言をされていたかと思います。私たちとしても知事の資質が問われる選挙だと思っていたんですけども、知事選の様子を御覧になっていて実際の争点は何だったとお考えでしょうか。

久元市長:

 もう選挙は終わったわけで、選挙の結果、県民の審判が下ったわけですから、その結果が全てだと思います。今、改めて選挙戦を振り返って争点が何だったのか、何が争われたのかということを神戸市政の立場から申し上げることは特段ありません。

記者:

 県立大の無償化についてもお伺いします。

 これについても2%の学生しか恩恵が受けられないだとか、ほかの無償化していない大学にも影響が出るかもしれないということで、やめてほしいという御発言もありました。一方斎藤さんは、これを引き続きやると掲げて当選されたんですけども、改めて県立大の無償化についてどう思うのかというのをお伺いしたいです。

久元市長:

 県立大の無償化につきましては、今お話があったとおりのことを申し上げました。そのこと自体の考え方は私は特段変わっておりませんが、選挙戦の中で県立大の無償化も斎藤知事、斎藤候補と申し上げたほうがいいかもしれませんが、これは主張をされて、そして斎藤知事が当選されたわけですから、神戸市の立場から改めて県立大の無償化について、反対だとか、あるいはこれを考え直してほしいということを申し上げるつもりはありません。

 つまり、県民の審判が下ったわけですが、そこの中で争点の1つとして争われ、県立大学の無償化を進めるべきだと斎藤候補はおっしゃって当選されたわけですから、今後、兵庫県の中でこれはまさに県議会も含めて議論が行われるべきだろうと思いますから、その推移を注視していきたいと思っています。

 なお、特定の公立大学だけを無償化にするということについてはすべきではないと思っておりますから、神戸市の公立大学、神戸市外国語大学と神戸市看護大学については無償化をすることは考えてはおりません。

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