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最終更新日:2024年11月28日
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「トクリュウ」という言葉、お聞きになられたことありますか。アイドルグループの名前でも、新しいスイーツでもありません。
「トクリュウ」とは、匿名・流動型犯罪グループのことで、警察庁が「SNSを通じて募集する闇バイトなどの緩やかな結びつきで、離合集散を繰り返す集団」と定義した恐ろしい組織犯罪のことです。
残念ながら、最近若い人たちが、闇バイトやトクリュウといった犯罪に安易に手を染める事件が多発しています。私たちは若い人たちがこうした罪を犯すことがないよう、みんなで取り組んでいかなければなりません。
その柱となる運動が「社会を明るくする運動」です。
社会を明るくする運動の一つとして、小・中学生作文コンテストを実施し、先日表彰式が行われました。たくさんの小・中学生が家族や学校、地域でのできごとを通じて、犯罪や非行などについて自分が考えたことや感じたこと、体験したことを作文にしてくれました。
皆さんに入賞作品の中から次の言葉を紹介します。
「心の支えになっている人がとても大切」、「心の支えになれるような人になりたい」、「相手の気持ちに寄り添っていきたい」、「普段から地域の人たちに笑顔で挨拶をこころがけよう」、「地域の皆さんが企画したイベントに友だちと参加しよう」、「周りに流されない自分を確立しよう」
大人の私たちも小・中学生に負けてられないですね。大人も子どもも互いに支えあって生きていける明るい東灘のためにご協力いただきますようお願いします。
(追伸)
秋の叙勲で和田道夫会長が瑞宝双光章を受章されました。おめでとうございます。
10月12日から「ひがしなだスイーツめぐり」が始まります。
2011年にスタートし、今回で13回目を迎え、今や東灘の秋を彩る一大イベントとなっています。元々は、婦人会の皆さんと甲南女子大学・甲南大学の学生が共同で作成したスイーツマップを活用し、地域に点在するスイーツ店をバスで結びつければ、新たな魅力の発見になるのではとの甲南大学西村順二教授の提案から始まったものです。
私も東灘区まちづくり課長の時は、スイーツめぐりを担当していましたが、赤いパンフレットを持った多くの方が、地元みなと観光バスの協力で運行した赤いラッピングバスに乗車される景色を鮮明に覚えています。
現在はデジタルスタンプラリーという形で開催しており、今年は45店舗に参加いただき、大学生や小学生のアイデアを形にしたスイーツの販売も行います。また、イベント初日の12日には、参加18店舗が一堂に集まる「ひがしなだスイーツフェス」を御影クラッセで開催します。
東灘のみなさん、この秋、東灘でしか味わえない、とっておきのスイーツを楽しみましょう。
赤い羽根共同募金運動が、10月1日から全国一斉に始まりました。
東灘区では、すでに募金活動を実施いただいており、まだまだ暑い中、運動初日には婦人会の皆さんが街頭での募金運動に汗を流していただきました。いつもありがとうございます。
共同募金は、戦後間もない1947年に、市民が主体の民間運動として始まりました。当初、戦後復興の一助として、被災した福祉施設を中心に支援が行われ、その後、地域福祉の推進のために活用されてきました。
現在は、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を応援する「じぶんの町を良くするしくみ」として、取り組まれています。
ちなみに、共同募金のシンボルである「赤い羽根」は、アメリカで水鳥の羽を赤く染めたものを勇気の印として配布していたことを参考にしたものとのことです。
今はインターネットでもご寄付いただくことができます。多くの皆さんのご支援、ご協力をお願いいたします。
灘校は昭和2年に灘五郷の酒造家により設立され、東灘出身の偉人である嘉納治五郎先生も学校運営に参画されました。言うまでもなく全国屈指の進学校であり、各界に第一線で活躍する個性あふれる人材を多く輩出しています。(ちなみに、灘小学校は灘区ですが、灘中学校・灘高等学校は東灘区魚崎北町にあります。)
灘校にはこれまでも選挙における開票所の設置や、住吉川の水生生物調査、東灘うはらまつりへのご協賛など、さまざま分野でご協力いただいてきましたが、区長就任の挨拶に伺った際、海保校長から「地域の皆さんに本館・大講堂を見学、また寄贈されたチェンバロの演奏を聴いていただきたい」とありがたい提案をいただきました。それでは、灘校と東灘区役所で連携協定を締結し、共催事業として実施させてもらえないかとお願いしました。
今回、具体的な取り組みとして、10月27日に「チェンバロ・リコーダー演奏会&灘校本館・大講堂見学会」を灘校と東灘区役所の共催で実施します。
私も拝見しましたが、灘校本館は昭和モダニズムの風格漂う建物で、またチェンバロも灘校の建物に合う美しい装飾が施された芸術的で素敵なものです。今回は東灘区在住の方を対象にしたものですが、ぜひお越しいただけたらと思います。
あわせて、灘中、灘高校生の皆さんにも自身の学び舎がある東灘の地域に関心を持っていただき、活動に関わっていただけたら、東灘がますます活気付くのではないかと考えており、東灘区役所として学生の皆さんの活動の広報や発表の場の提供など積極的に協力・支援を行っていきたいと考えています。
追伸
9月10日に放映された「高校生クイズ2024(第44回全国高等学校クイズ選手権)」で灘高等学校が兵庫代表として出場し、優勝されました。おめでとうございます!
先日、新たに4名の方に、民生委員・児童委員の委嘱状を伝達しました。
民生委員・児童委員の皆さんは、地域福祉の推進役として、地域の皆さまの生活上の心配ごとやお困りごとなどの相談に乗ったり、必要な関係機関へつなぐといった活動を行政と連携しながら行っています。
民生委員は、民生委員法に基づき、厚生労働大臣から委嘱されています。また、民生委員は児童福祉法により「児童委員」を兼ねており、東灘区では現在、約250人の民生委員・児童委員が日々活動しています。
民生委員制度は、我が国独特のもので、社会福祉事業の根幹となるものです。社会環境の変化に伴い、住民の福祉ニーズは複雑・多様化しており、民生委員・児童委員の皆さまには、なにかとご苦労をおかけしているところですが、下記の「なってよかった」民生委員・児童委員の声にあるように、活動には楽しみややりがいもある、意義深い活動です。
また、神戸市独自の制度として、高齢者見守りや地域活動などで民生委員のお手伝いをしていただく民生委員支援員の制度があり、まずは支援員として活動にご参加いただいている方もおられます。
地域活動に参加してみたい、地域の役に立ちたい方や、民生委員・児童委員に少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひ区役所保健福祉課までお問い合わせください。
暑い日が続きますね。熱中症にはお気を付けください。
小中学生は夏休みに入りました。夏休みは単純に学校が休みであるだけでなく、学校活動ではできない体験ができる貴重な時間とされてきました。しかし、様々な事情から「夏休み格差」と呼ばれる状況も起きています。
東灘では先週ごろから各地で、盆おどりや夜店、花火大会などの夏まつりが始まりました。
地域の様々な団体のみなさまが、子どもたちに楽しい時間を過ごしてもらいたいとの思いから、この猛暑の中、奮闘していただいています。頭が下がる思いで、心から感謝いたします。本当にありがとうございます。
地域の夏まつりは、基本的に子どもたちみんなが参加でき、クラスや学年の違う友だちとも楽しむことができる行事です。東灘の子どもたちが、こうした実体験ができる活動が広がるように区役所も取り組んでいきます。
東灘区には約210の自治会(自治組織)があります。自治会がない地域もありますが、区民の皆さんの多くは自治会に入られていると思います。
自治会は、クリーンステーションの管理や防犯防災活動、地域イベントの開催やこども・高齢者の見守り、行政との橋渡し役など様々な活動を行っています。
私たち行政は区民の皆さんが必要となるサービスを提供していますが、ごみ出しの問題や災害への備えなど、行政だけでは賄うことが難しい部分については、地域の皆さまが一緒に取り組むことで解決いただいているものも多くあります。
東灘はこれまでも地域の皆さまがまちに誇りを持ち、人と人とのつながりを大切にしてきました。一方で、共働き世帯の増加など社会環境の変化や自治会役員になった時の負担感などから、役員の高齢化が進み、地域活動の担い手不足が深刻となっています。
地域の快適で安全な暮らしを守るため、東灘の地域に貢献したい、お手伝いがしたいと思われる方、「できるときに、できることを」からで結構ですので、まずは「東灘区役所 地域協働課 ℡ 078-841-4131」までご相談ください。
<参考>
自治会活動の参考に、神戸市のホームページも是非ご覧ください。
「地域活動支援サイト」
入会案内チラシの見本や講座情報など、自治会・町内会活動をはじめ、地域活動に役立つ情報を掲載しています。
「自治会活動ハンドブック」
新たに自治会長に就任された方や、自治会を新たに立ち上げたい・改めて自治会運営の方法が知りたいという方に向けたハンドブックです。
先日、東灘区を所管する国(六甲砂防事務所)・県(東灘警察署)・市(危機管理室、消防署等)の防災関係機関が集まり、情報共有と現地視察を行いました。
危機管理室からは「リアルタイム防災情報」の説明がありました。警報や注意報、地震・津波情報はもちろん、防災行政無線の放送内容(聞き取れないことがありますね)がリアルタイムで情報発信されていますので、ぜひご活用ください。
(神戸市リアルタイム防災)
その後、「深江・青木地区防潮鉄扉」の現場視察を行い、港湾局海岸防災課による説明の後、実際に防潮鉄扉の開閉作業を行いました。
災害はいつ、どこで発生するか事前に把握することは困難です。区民のみなさまの安全・安心のため、関係機関とともに、「常に備えよ」の言葉を心に刻み、取り組んでまいります。
6月は「土砂災害防止月間」です。現在、区役所1階ロビーで六甲砂防事務所と共同でパネル展示と動画放送を行っていますので、ぜひお越しください。
東灘地区青少年育成協議会(皆さん「青少協」と言われます。)は、1952年5月に発足し、70年以上の長きにわたり、地域の子どもたちの健全育成のため活動されています。
「青少年は地域社会から育む」という視点で、日頃から「こども110番 青少年を守る店・守る家」の普及促進や、登下校時のパトロール、子どもの見守り活動など地域に根ざした活動を行っていただいています。
(私が3月まで在籍していた)教育委員会の「学校づくりの指針」では、「地域全体で子供たちの学びや成長を支えていく必要がある」としており、青少協の活動はまさに指針の趣旨を体現するもので、感謝しかありません。
昨年の「70周年記念事業」のような大きな行事はありませんが、今年度も「青少年育成フォーラム」の開催が東灘小学校で予定されるなど、子どもたちの健全育成のため多彩な活動が行われます。
これからも、次世代を担う子どもたちを地域の力で守り育てる取り組みの輪が更に広がっていくよう、区役所としても地域の皆さまと一体となって取り組んでまいります。
5月11日に「うはらまつり」が開催されました。皆様の熱い想いが通じたのか天候にも恵まれ、ご家族やご友人、また小さいお子様からシニアの方など、幅広く大勢の方に楽しんでいただけたのではないかと思います。
あらためて開催にご尽力いただいた地域の皆様や、東灘警察署ほか各関係機関の皆様に御礼申し上げます。
「うはらまつり」だけでなく、各地域で行われる行事に参加するたびに、東灘が持つ地域の底力を実感させていただいています。
地域の皆様に敬意を表するとともに、これからも区役所として微力ではありますが支援できるよう努力してまいります。
うはらまつり 圧巻のステージ、輪島朝市
六甲アイランドのバラ祭り
先日、東灘区保護司会の情報交換会がありました。
ところでみなさん、保護司ってご存知ですか。何かの保護活動をしている人と思う方もいるかもしれません。私も恥ずかしながら、あまり詳しく知りませんでした。
保護司さんは法務大臣から委嘱されたボランティアで、犯罪や非行をしてしまった人と面接をし、相談に乗ったり、指導したりされています。また、犯罪や非行のない社会をつくるため、「社会を明るくする運動」を行っています。
奉仕の精神で、罪を犯した人の立ち直りを支え、地域のために活動されていることに、頭が下がる思いです。また、保護司のみなさんは明るく前向きで、楽しく情報交換させていただきました。
7月6日(土曜)には御影クラッセだんじり広場で「社会を明るくする集い」を行います。みなさん、ぜひお越しください。
東灘消防署長から、東灘消防団についてご紹介します。
東灘消防署長の菊地勝治です。
現在、東灘消防団は、引野雅昭消防団長以下約130名で編成されています。
4月14日東灘消防署で「東灘消防団辞令交付式」を開催し、43名の分団班長以上の新役員を引野団長が任命しました。
式典は厳かに行われ「我々、消防団は、自分たちのまちは自分たちで守るという郷土愛護の理念と地域住民の皆様の生命、身体、財産をあらゆる災害から守るという、崇高な使命をもって結成されていることを改めて認識し、区民の皆様から信頼され頼りにされる消防団になるべく訓練に励み災害に対処できる知識と技術の習得に努め、災害の無い明るい豊かな地域づくりに貢献します。」という団長訓示がありました。式典での消防団員の緊張感から、強固な団結と使命感をもって、ますます躍進するぞという気概を感じました。
消防団員の皆さんは、地域社会のおひとりであり、ご家族や地域の皆様のご理解ご協力のもと、自営業、企業等の職員、学生などの日常生活に加えて消防団員となられ、地域防災力の中核として活躍されています。
現在、消防団員募集中です。ご興味を持たれた方は、東灘消防署にお問い合わせください。よろしくお願いいたします。【東灘消防署 電話078-843-0119】
神戸で婦人会といえば、神戸まつりでの圧巻の総踊りをイメージされる方が多いかもしれませんが、神戸市婦人団体協議会は、昭和25年の設立以来、長きにわたり社会教育関係団体として、市民の暮らしを地域の側から支えていこうと、地域に密着した様々な活動を続けていただいています。
東灘区でも、日頃から多世代の見守りや募金活動など幅広い分野で地域を支える活動にご尽力いただいており、日々深く感謝しております。
着任以来、婦人会さんが行っているふれあい給食やふれあい喫茶にお邪魔し、ご参加されている地域の方々とお話できる貴重な機会をいただいています。
いつも、心のこもった手作りの美味しい食事、デザート、お茶が提供され、参加される皆さまは本当に喜ばれており、地域に愛される、笑顔あふれる場となっています。あらためて感謝申し上げます。
区内の市立小中学校で入学式が行われました。子供たちの門出を祝うためか、早朝からの風雨に耐え、桜の花も咲き続けてくれていました。
ご入学、誠におめでとうございます。笑顔があふれ、実り多い学校生活となることを願っています。
学校だけでは、子供たちの成長や学びを支えていくことはできません。地域の皆様のお力を是非ともお貸しください。これからも子供たちを温かく見守っていただきますようお願いします。
岡本にある櫻守公園で行われた「観桜会」にお招きいただきました。
10年前からお伺いしていますが、これまでで一番、お天気が良く、ササベザクラなどが満開で美しい「観桜会」でした。主催された桜守会の皆さんをはじめ関係者の方に感謝申し上げます。
桜は人を笑顔にしてくれますね。私たちも東灘を笑顔あふれるまちにしていけるよう努力してまいります。
お詫び
ありがたいことに、今春は多くの方にご転入いただいておりますが、手続きに時間がかかり、長い間お待ちいただいていることをお詫びいたします。
4月1日に東灘区長に着任しました工藤 健一(くどう けんいち)です。
東灘区には平成25年度から課長として勤務しておりました。地域の皆さまに教えていただき、育てていただいた貴重で濃密な2年間でした。
再び東灘区に戻り仕事ができることが、本当に嬉しく、微力ではありますが、育てていただいた恩返しが少しでもできればと思っています。
東灘区は、梅が香り、清流「住吉川」が流れる自然豊かなまちです。また、伝統ある「だんじり」をはじめ、日本有数の酒どころ、魅力的なスイーツ店などが共存する、歴史ある文化と新しいものが融合する素敵なまちです。
さらに、大学などの教育機関や個性ある美術館が数多く立地する文教都市でもあり、魅力は尽きません。地域の皆さまが守られてきた暮らしやすい住環境のおかげで、若い世代の転入者も多く、活気にあふれています。
この魅力あふれる東灘区を、さらに住みやすく、笑顔あふれるまちにしていけるよう、皆さまとともに取り組んでまいります。
2024年4月
東灘区長 工藤 健一